赤ちゃんの笑顔には心から癒されますね。
しかし、赤ちゃん学の本を読んでいると衝撃の事実が・・・
生後5ヶ月までは人見知りをしないので、ほとんど誰にあやしてもらってもご機嫌だそうです。
しかし、脳が発達するため、生後10ヶ月を過ぎた赤ちゃんは愛想笑いをするんだとか…!
一体どういうことなのでしょう?
今日のテーマは赤ちゃんの愛想笑いです!
赤ちゃんの愛想笑いの仕組み
リザ・エリオット著作の『赤ちゃんの脳と心で何が起こっているの?』では、赤ちゃんの社会的微笑について以下のように述べています。
生後10ヶ月の赤ちゃんは全然知らない人にもにっこりすることがある。しかし、研究によるとこうした笑顔は大脳辺縁系関わる真の笑みではないという。
この時眼輪筋は動いておらず、左前頭葉の活動も伴っていない。
つまり、この幼い時期から既に知らない人がそばにいる不安と居心地の悪さを覆い隠すための愛想笑いを使えると言うわけだ。
一体どういうことなのかみていきましょう!
大脳辺縁系とは?
感情や長期記憶を支配する大きな神経系の構造。
遺伝子と経験が混在する中で神経が結合することによって人格が形作られる。
場所は大雑把にこの緑の部分↓笑
外側の大脳皮質と内側の脳幹を隔てる位置にあるので「縁(ふち)」の語を含めて大脳辺縁系と呼ばれます。
眼輪筋とは?
内発的に笑うときに使われる筋肉で、大脳辺縁系のみによってコントロールされている。
≫本当に面白いと感じているときにしか眼輪筋は動かない。
「あの人、目が笑ってない」というときはその人の心が動いていないので、眼輪筋も動いていないということ!
おしまいに
見慣れない人があやしてくるとには、赤ちゃんは感情をコントロールする大脳辺縁系を使わず、口元だけで笑顔を作っている、ということでした。
赤ちゃん達は、笑ってもらおうと必死な大人に気遣いのできる子たちなんですね。
ただ、いつもお世話をしてくれるお父さんやお母さんには大脳辺縁系が反応する「真の笑顔」を見せてくれるそうです。
お父さんお母さんには本当の笑顔を見せてくれるなんて、世話をする甲斐があります。
エンジェルスマイルに隠された秘密でした!
参考文献
辞書くらいに厚い本ですが、赤ちゃんの発達についてとても専門的に学べます。
網羅して学びたい人にはオススメです。
実例を交えて書かれているので、とても面白いです!
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