こんにちは、子育て中のモンテッソーリ教師demiです◡̈
赤ちゃんは飽きるのが早く、新しいものが大好きですね。
赤ちゃんがおもちゃに飽きる早さに苦労する方は多いと思います。
でも、飽きる度におもちゃを買っていてはきりがありません。
そこで、赤ちゃん学とモンテッソーリ教育の知識を生かして試してみた3つの対処法をご紹介します。
もくじ
赤ちゃんが飽きやすいのは悪いこと?
新しいものを好む赤ちゃんは知能が高くなる!
赤ちゃんがおもちゃに飽きると「うちの子はなんて飽きやすいんだろう!」と悲観的になっていませんか?
実は、新しいものが好きな赤ちゃんほど、小学校以降の知能指数が高いことがわかっています。
生後2ヶ月から8ヶ月のときに受けた検査で新規性選考(*)を強く示した赤ちゃんは、2歳から8歳になってからの知能検査で高得点になる可能性が高い。
(*)新規性選考:新しいものを好んで選ぶこと
ー『赤ちゃんの脳と心で何が起こっているの?』リザ・エリオット
1975-89年に行われた研究では、赤ちゃんの再認記憶(*)と小児期初期のIQで関係性が認められたといいます。(*)特定の顔や音、匂いなどを手がかりにして思い出す記憶
つまり、赤ちゃんが新しいおもちゃに飽きるということは「もうこのおもちゃは知っている」と思い出せることです。
しっかり思い出す力がある子は、小学校以降も言葉を覚えたり、問題を解決したり、抽象的な推論をする能力も高くなるのです。
ということで、「赤ちゃんがおもちゃに飽きる」という事自体は嘆かわしいことばかりではなく、喜ばしい事なんですね。
それなら尚更、赤ちゃんが楽しめるように工夫したいものです。
いろいろ試してみた対処法からオススメを3つご紹介します。
対処法①違う場所に置く
赤ちゃんはおもちゃで遊んでいる時、おもちゃだけでなく、行動やその文脈(コンテクスト)も関連付けるようになります。
そのため、興味を示さなくなったおもちゃは別の場所に変えてみると効果的です。
例えば、いつもリビングで遊んでいたおもちゃをベビーカーに吊ってみる。
ベビーカーにつけていたおもちゃを車内に持ち込む、などです。
実際にやってみた!
3日目で見向きもしなかったゾウのにぎにぎを、モビールの場所に吊るしてみました。生後6ヶ月の息子は楽しそうに遊ぶようになりました。
また飽きるのですが、バリエーションが増えたので、いろいろ吊るし変えていこうと思います(笑)
対処法②家のものをおもちゃに
赤ちゃんも子どもも、スマホやリモコン、メガネなど大人が使っているものが大好きですね。モンテッソーリ教育でもお仕事には花瓶や鍵、陶器のお皿など「本物」を用意します。
ということで、家にあるもので安全なおもちゃになるものを探しました。
赤ちゃんは何でも口に入れるので、キッチンにあるものが良いかなと思います。
キッチンの引き出しから取り出すところを見せてから渡すと、よりワクワクするようです。
赤ちゃんは大人よりも感覚に敏感なので、ザラザラやツルツルなどのいろいろな感覚を楽しめるものがオススメです。
実際にやってみた!
こびとちゃんで試したのはこちら↓
・しゃもじ
・容器のふた
・軽量カップ
・大きめのお箸置き
この中で一番のお気に入りはしゃもじ!
我が家のしゃもじは自立型の立体的なしゃもじなので、掴みやすいようです。
ごはんをよそう面はザラザラなので、その食感も楽しいようで好評でした。
対処法③お気に入り以外は収納
モンテッソーリ教育0~3歳の実践本ではおもちゃはお気に入りだけを選ぶよう勧めています。
お気に入りは出しておき、すべての玩具を赤ちゃんが少しづつ体験できるようにしてあげましょう。赤ちゃんが拒んだ玩具や、あまり遊ばない玩具は、しばらくの間、ローテーションで交代して出すようにしてみましょう。ー『デチタでチたできた!』スーザン・メイクリン・スティーブンソン
こうすることで、一度遊んだおもちゃも新鮮な感じがしたり、以前とは違う遊び方や感覚が得られたりするようです。
親は子どもが「今何を好きで、何ができるのか」を観察するきっかけにもなります。
実際にやってみた!
息子に久しぶりに鈴付きのくまちゃんにぎにぎを見せました。
大好きだったものの、2週間前くらいから飽きていたおもちゃです。
今回は渡そうとすると、手を伸ばして掴もうとするリーチングも見られました。
しばらく隠しておくのも結構効果的なようです☺︎
おしまいに
赤ちゃんがおもちゃに飽きたときに試したい3つの対処法いかがでしたか?
- 場所を変える
- 家にあるものをおもちゃにする
- お気に入り以外は収納する
溢れんばかりの赤ちゃんの好奇心。
その成長を邪魔しないように、でも大人にも無理がないように工夫して、環境を整えてあげたいと思います。
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