【触覚の発達】赤ちゃんが何でも口に入れる理由は?

赤ちゃんが何でも口に入れて調べようとするので、周りの大人はヒヤヒヤしますよね。

でも、赤ちゃんが何でも口に入れるのは世界共通。

なぜ手でも足でもなく、口で調べようとするのでしょうか?
なぜ手で触って満足しないのでしょうか?

それには、触覚の発達が関係しています。

触覚の発達は頭から爪先へ

触覚は頭から爪先に向かって順番に発達する(中略)5歳になってもなお、子どもの触覚は手よりも顔の方が敏感だ。ー『赤ちゃんの脳と心で何が起こっているの?』リザ・エリオット著

赤ちゃんが「首すわり→寝返り→お座り」の順にできるようになるのは、「頭から爪先に向かって神経が接続するから」というのを記事にしました。 

触覚も同じ順番をたどるという事ですね。

5歳の子でも手より顔の方が触覚が敏感というのには驚きます。

最近、こびとちゃんといると、自分と違う人の「感じ方」というのは「頭で理解」できても、「心からわかる」には至らないと思うことが多いです

赤ちゃんたちは何を思って、何が見えて、どう感じているのか。
仕草で想像はできても、実際はわかりません。
本で学べても、体験はできません。

赤ちゃんが夜泣きの夜、もう大人の感じ方しかできない私は「眠いなら早く寝たらいいのに」と思ってしまいます。
もしかしたら暑いのかも、怖いのかも、何か別の理由かもしれないのですが、心からはわかりません。眠気だけは心からわかるんですけどね。

赤ちゃんの驚きの口の感覚

触覚が大人と異なる赤ちゃん。
こんなすごいことができるんです!

触覚だけで対象物を判断できる

ある実験では、新生児が形の違う乳首を探るとき、口と舌の動きが異なることがわかった。つまり、触覚だけで対象物を判断できるということだ。ー『赤ちゃんの脳と心で何が起こっているの?』リザ・エリオット著

1歳児は口で触ったものを、見て選べる

また、別の実験では、1歳児がそれまで口だけで探っていた対象物を視覚的に認識できることがわかった。ー『赤ちゃんの脳と心で何が起こっているの?』リザ・エリオット著

この実験は「凹凸のおしゃぶりとツルツルのおしゃぶりの2種類を、それぞれ違う赤ちゃんに吸わせた。その後、凸凹とツルツルの表面の拡大面を見せると、吸っていた方のおしゃぶりの拡大面の画像を見るのを好んだ」というものです。

これ、家でできそうですね、1歳になったらやってみようと思います(笑)

おしまいに

スーパーから帰ってきて、玄関にベビーカーに息子を置いたまま、先にお肉類を冷蔵庫に入れに行きました。
いつもより静かに待ってくれてよかった、と思ったら・・・
ス、スリッパ!?
今日から手が届くようになったみたいです(涙)
生後6ヶ月的にはどんな触感なんでしょうか・・・

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どんな触感を味わっているのでしょうか・・・

お客様用なのでほとんど使っていませんが、衛生上不安なので、すぐ撤去しました^^;;



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montedemi
モンテッソーリ教師で子育て中のdemiです◡̈ モンテッソーリ教育をベースに子どもの自立をサポートするお部屋づくりの工夫を、インスタグラム@monte.demi(フォロワー1万人)やブログで発信しています。 大阪モンテッソーリ幼児教室を経営し、4歳の男の子を子育て中。 息子は1歳半からモンテッソーリ園にお世話になっています。 モンテッソーリ教育が初めての方でも大丈夫! 一緒に実践して、子育て上手を目指しましょう! 【経歴】同志社大学文学部・ドイツ留学→教育企業→保育士資格とモンテッソーリ資格を取得→現場経験→モンテッソーリ幼児教室