こんにちは、子育て中のモンテッソーリ教師demiです◡̈
先日、藤井聡太棋士がついに七段に昇格されました!
藤井棋士がモンテッソーリ教育の幼稚園に通っていたことで、モンテッソーリ教育が話題になっています。
モンテッソーリ教育とはどんな教育なのでしょうか?
また、家庭で取り入れるにはどうしたら良いのでしょうか?
モンテッソーリ教育を家庭に取り入れる3つのコツ、年齢別オススメ本についてまとめます。
モンテッソーリ教育を受ければ誰もが藤井棋士になれる訳ではありません。
しかし、モンテッソーリ教育の考え方を子育てに取り入れると、子どもの見方が変わります。
子育てがぐっと楽に、楽しくなったりします。
学ぶのが大好きな子を育てたい方はぜひお試しください☺︎
もくじ
モンテッソーリ教育とは?
モンテッソーリ教育とは
モンテッソーリ教育とは、イタリアの女医であり、教育者であったマリア・モンテッソーリ博士が約100年前に始めた教育法で、今や世界中で行われています。
モンテッソーリ教育は環境が整っていれば、「子どもたちは自ら学ぶ力を持っている」という考えが前提にあります。
そのため、様々なお仕事(教具をお仕事と呼びます)を子どもたちが自分で選び、満足するまで集中して続けられる仕組みが整っています。
モンテッソーリ園で行われているモンテッソーリ教育で特徴的なのが次の3要素の連動です。
- 子どもの発達に合わせた360種類以上もの様々なお仕事
・発達段階に合ったお仕事に取り組める
・日常生活/言語/算数/地理など様々な分野
- 異年齢の子が一緒に生活する縦割りクラス
・年上の子に憧れてモチベーションになる
・年下の子の存在によって人間的に成長する - モンテッソーリ教育の専門性をもった教師
・ゆっくり丁寧なやり方の提示
・学ぶのが楽しくなる声かけ、見守り
この要素が上手く連動することで、子どもたちの発達を助け、楽しく学べる環境がつくられているのです。
動画でわかるモンテッソーリ教育
モンテッソーリ園で生活する男の子の1日が描かれた動画です。
解説もつけてみたので、モンテッソーリ教育の生活を体感してみたい方はご覧ください。
おうちモンテ3つのコツ
「モンテッソーリ教育をおうちで実践する。」
これはこのブログのテーマです。
モンテッソーリ園でのモンテッソーリ教育を全て真似るのではありません。
たくさんの教具があれば良いのでもありません。
モンテッソーリ教育の子どもの見方や接し方、環境の作り方を無理なく取り入れ、自立した学ぶのが大好きな子を育てることを目指しています。
まだまだ実践途中ですが、大切にしたい3つのコツを紹介します。
1.子どもの「今」をしっかり観る
子どもたちはそれぞれの発達段階に沿って、毎日急成長しています。
何もできない赤ちゃんだったはずが、一人で歩けるようになり、意思を持って「いや!」と言うようになり、そして「自分でする!」と主張するようになります。
「ひとりでするのを手伝って!」という子どもたちの見えないメッセージを手助けするためには、「今、何をしたがっているのか?」を注意深く観ることが大切です。
そのためには、下に挙げたような本で敏感期について予習しておいたり、最低限の道具を用意しておくことは必要だと思っています。
2.子どもに合わせた環境をつくる
子どもが自分で自分のしたいことを出来るように環境の整備は大人の役割です。
たとえば、
- 道具は子どもサイズの物を揃える(雑巾やほうき、はさみ等)
- 子どもが自分で出し入れできる場所に置く
- いらないものは目に入らないようにする(使わないおもちゃ等)
毎日同じ場所にあるのが基本ですが、成長に合わせて見直していく必要もあります。
3.ゆっくり丁寧にひとつずつ教える
子どもは同時に何かをするのが苦手です。
何かを教えるとき、見せながら話すと理解度が落ちてしまいます。
いつもより8倍ゆっくり、ひとつのことだけ丁寧に見せること。
そこから順序立ててゆっくり見せていくのがコツです。
おうちモンテのオススメ3冊
モンテッソーリ関連本を日本語英語合わせて20冊以上読んでいます。
その中で家庭でモンテッソーリ教育を取り入れたい方のために厳選3冊をご紹介。
モンテッソーリ関連本は哲学や思想的な本も多くあるので、具体的な実践方法が知りたい方のための本を選びました。
今日から子育てに活かせる内容ばかりなので、初めての方にもオススメです☺︎
はじめての方に断然オススメ!
モンテッソーリ教育について初めて本を読む方に好評なのがこの雑誌クーヨンの『モンテソーリの子育て』です。
雑誌なので写真もデザインも見やすく、
- モンテッソーリ教育の基本的な考え方
- モンテッソーリ園での様子
- 子どもの月齢や年齢に合わせた敏感期についての解説
- 新生児におすすめのトッポンチーノの作り方
など内容が充実しているので、一冊持っていて間違いなし!
私も何度も読み返しながら愛読しています。
0〜3歳の子育てバイブル
モンテッソーリ教育は0〜3歳と3〜6歳の区切りがあります。モンテッソーリ教育の本を読んでいると3〜6歳の本が多いのですが、最近とてもわかりやすい本が出版されました。
- 赤ちゃんを迎えるお部屋の準備
- おもちゃや絵本の選び方
- 環境の整え方
など、理論と合わせて実践的な子育ての方法が書かれています。
3〜6歳子育ての困りごと解決本!
日々の子育てを助けてくれる様々なアイデア満載の本がこちら『モンテッソーリ子育て〜はじまりはお家から〜』。
- 朝の準備に時間がかかる
- くつが脱ぎっぱなし
- あいさつしようとしない
など、悩みが尽きない子育て。
日常の子育ての悩みを解決に向かうための気づきと工夫が書かれています。
幼児の特性を踏まえて書かれているので、自分でも応用したくなる内容ばかりです。
モンテッソーリ教育を難しい専門教育とは思わずに、子どもとの暮らしに取り入れる方法が具体的に書かれています。
困った時に助けてくれる、そんな本です。
3〜6歳の子育てでお困りのこと、モンテッソーリ教育が解決してくれるかもしれません。
おしまいに
これがブームで終わらず、モンテッソーリ教育の考え方が広まってほしいと思います。
人生100年時代を生きる子どもたちが、生涯楽しく学べる土台作りをおうちから。
わが家でも失敗しながら少しづつ工夫を重ねていきたいと思います。
- 子どもの今を見る
- 環境を整える
- ゆっくり見せる
初めての方はぜひ、この一冊から初めてみてください。