こんにちは、モンテッソーリ教師で子育て中のdemiです◡̈
生後6ヶ月ごろから、赤ちゃんの後追いに悩まされるお母さん、多いですよね。
- トイレに行けない
- 家事が終わらない
声をかけたり、好きなおもちゃを渡したりしても泣き止まない。
毎回大泣きされると、自分も疲れる。
毎日のことなので、切実なんですよね。
この後追い、赤ちゃんの心の発達を助けてあげると随分軽減されました。
今回は心の発達を助け、後追い軽減へ導くモンテッソーリのお仕事教具をご紹介します☺︎
後追いの原因
後追いの原因としては、目の前に見えないものを「存在しなくなった」と思っている赤ちゃんの認知があります。
いつもお世話をしてくれる大好きなお母さんやお父さんが、突然見えなくなって「消えた!」と思ってしまうんですね。
確かに、大切な人が急に音信不通になったら、大人も動揺してしまいます。
でも、これは日常の話なので、「目の前になくても存在する」ということを赤ちゃんに学んでもらえば良いのです☺︎
対象恒常性を学ぼう
「目の前になくても『ある』と理解できる心」のことを対象恒常性といいます。
この心の働きが未熟なため、赤ちゃんは後追いで大泣きするわけです。
逆に、この対象恒常性を生かした遊びが「いないいないばあ」です。
はじめは「消えたと思ったのに、出てきてびっくり!嬉しい!」と思ってニコニコ。
だんだん対象恒常性を学ぶと「やっぱり出てきた!」と喜ぶわけなのです☺︎
オススメおもちゃ
この対象恒常性を学べるのが、今回オススメのモンテッソーリ教具。
「ボールを穴に入れると、見えなくなってから現れる」
シンプルですが、赤ちゃんの夢中になる姿がかわいいですよ☺︎
トレイ付き玉入れ
「上の穴にボールを入れると、一度消えて、下から出てくる」というとてもシンプルなトレイ付き玉入れ。
たくさんのお子さんが何度も何度も繰り返します。
魔のおもちゃです。
ハンマートイでも代用OK
ハンマーでボールを落とす、このおもちゃも同じ効果が得られます。
ただ、ハンマーを使えるようになるのには時間がかかるので、難しい間は指先で押して見せてあげると良いです。
遊び方のコツ
はじめは遊び方を見せてあげます。
見せてあげると毎回釘付け!
- 動作は8倍ゆっくり
- 声は出さない
動作をゆっくりすると、大人も動きに集中して、空気感がピンとする気がします。
声を出さないことで、余分な情報もカットされます。
物を離す手の動きができる生後8〜9ヶ月頃には、自分で真似してボールを穴に入れて遊ぶことができます。
おしまいに
このモンテッソーリ教具でよく遊ぶようになってから、
後追いが本当にマシになりました!!!
毎回私がトイレに行くと大泣きだったのですが、最近は後を追っても廊下のベビーゲートの前で待っていたり、もはや気にしていなかったり(笑)
顔を壁からひょこひょこ出して、待っていたりします。
かわいい♡
少しずつ、対象恒常性が身についてきたのでしょうか。
嬉しいような、ちょっと寂しいような、親心。
ぜひお試しください!