昨日、生まれて初めて息子がキャッキャっと声を出して笑えるようになった生後4ヶ月のこびとちゃんです☺︎
可愛すぎて一人で悶えました(笑)
でもムービー撮ろうとすると、やってくれないんですよね。
こればっかりは記録するより、その一瞬を楽しむ気持ちを大事にしたいと思います。
今日は大人の気持ちを鷲掴みにする赤ちゃんの表情と脳の仕組みについてです!
「寝顔の笑顔」は誤作動
寝ている時の赤ちゃんを見ていると、たまに「にこー」っと笑ってくれて、それだけで見てるこっちが幸せな気分になったりしますよね。
でもこれ、こんな理由なんだそうです。
赤ちゃんは妊娠30週から内発的に微笑むようになる。眠っている時は特に多く、これは顔の動きをコントロールする運動神経が、レム睡眠を支配する脳幹領域とごく近い場所にあるからだ。
ー『赤ちゃんんの脳と心で何が起こっているの?』リザ・エリオット
育児って、勘違いの連続でできていくんだろうなぁ、と思わされる衝撃事実です。
この間違い機能によって育児疲れ、寝かしつけ疲れもふっ飛ぶので良いのですが、まさか間違いだったとは・・・
赤ちゃんの笑顔は愛想笑い
以前、詳細は記事にもしましたが、赤ちゃんは愛想笑いできてしまうんです。
生後10ヶ月の赤ちゃんは全然知らない人にもにっこりすることがある。しかし、研究によるとこうした笑顔は大脳辺縁系関わる真の笑みではないという。
この時眼輪筋は動いておらず、左前頭葉の活動も伴っていない。
つまり、この幼い時期から既に知らない人がそばにいる不安と居心地の悪さを覆い隠すための愛想笑いを使えると言うわけだ。
ー『赤ちゃんの脳と心で何が起こっているの?』リザ・エリオット
知らない人に笑いかけるときには感情は伴わないので、目は笑わずに口元だけで笑っているのです!恐るべき赤ちゃん・・・。
ちなみにお父さんお母さん、よくお世話をしてくれる人に対しては、目元も笑って本当の笑いを見せてくれるそうです。
お近くの赤ちゃん、目も笑っているかよく見て見てくださいね(笑)
「もらい泣き」は生まれつき!?
先週、息子が人生ではじめて女の子に泣かされました。
それは3ヶ月検診のときのこと。
こびとちゃんはオムツ一丁の裸んぼが嬉しくて、にこにこキャピキャピ、検診の間ずっと超ご機嫌でした。
しかし、お着替えの時に隣にいた女の子がグズっているのを見て・・・
「ぎゃー!」
隣のお母さんはあたふた、でも隣の女の子はうちの子の泣いてる姿を見て逆にケラケラ笑い。
息子をちょっと抱っこして、落ち着いたと思ったら、隣の子が今度は奇声!
息子は再び泣かされ、隣のお母さんは更にあたふた。
私は面白すぎて大爆笑^^
この「赤ちゃんのもらい泣き」についてはよく知られていますが、こんな脳の仕組みだそうです。
他の赤ちゃんが泣いているのを聞いて、泣き始めるという行動がよく知られている。つまり、他人の感情の状態に関する感情入力と、自分の感情を生じさせる大脳辺縁系下部の機構を合わせる機能が、生まれた時から配線済みだということになる。
(実際、生まれつき辺縁系に問題があるとされる自閉症の子どもたちは、他人を模倣する傾向が明らかに弱い。)
ー『赤ちゃんんの脳と心で何が起こっているの?』リザ・エリオット
まだまだ実際の感情経験はないものの、見るとつられちゃう仕組みは整っているんですね。双子ちゃんを育てるの大変そう・・・
おしまいに
「子どもの行動」と「大人の解釈」のズレを利用して、生得的に子育てを楽しませる仕組みができているのかと思うと感心します。
勘違いで幸せになれるだけなら良いのですが、子どもに怒っているお母さんもたまに見かけますね。
床に落ちているものを拾って食べる姿を「はしたない!」と言ったり、ティッシュを出し続けるのを「いたずらばっかりして!」と怒ってやめさせるのはもったいないと思います。
子どもとしては「指の機能を高める運動」をしているだけ。
それにぴったりな活動を提供できれば、子どもは集中して何度もやり続けてくれて、お互いに平和です。
この「大人の解釈」に縛られないのが、モンテッソーリさんのすごいところです。
とはいえ、いろんな勘違いをしながら続いていく育児。
「大人の解釈」で終わらずに、子どもをよく観て、その意味を考えてあげたいな〜と思うのでした。
参考文献
辞書ほどの厚みがありますが、ノーベル科学賞受賞者もすすめる科学的でありながら、神経学の教授をしているママが書いた具体的な本なので読みやすいです。
同志社大学赤ちゃん学研究センターの小西行郎先生が監修されているので読んでみたのですが、この数年で読んだ本の中で一番面白かったオススメの一冊です。
コメントを残す