最近では多くのモンテッソーリ教育本が出版されていますね。
「どれが自分に合っているのかわからない!」とお悩みかもしれません。
でも実は、理論と実践が両方しっかりと学べる本を読めば大丈夫。
おうちでもモンテッソーリ教育を取り入れていくことができます。
- 20冊以上のモンテッソーリ関連本を所有
- 6年以上前から新刊は常にチェックしている
- モンテッソーリ教育の有資格者
この記事を読み終えると、おうちでモンテッソーリ教育を実践するための本を選び、実践につなげていくことができるようになります。
モンテッソーリ教育の新しい子どもの見方や接し方と出会い、毎日の子育てが大きく変化していきますよ!
ぜひ、ご自身のお気に入りの本や著者を探してみて下さい!
もくじ
雑誌クーヨン 『モンテッソーリの子育て』
- イラストや写真からも学びたい
- 理論も実践も学びたい
- モンテッソーリ教育の全体像を知りたい
- イタリアの園の様子を知りたい
- はじめてモンテッソーリ教育の本を読む
そんな方にオススメなのがこの雑誌です!
素敵なイラストや写真がとても多く、理論も実践もバランスよく学ぶことができます。
教育は人が行うもの。
文字だけでは想像できないことが、写真やイラストによってとてもよくわかります。
私が友達にすすめる時も、この雑誌を1番最初に進めるようにしています。
大御所の先生たちが寄稿されているので、専門性もとても高く、しかし初心者にもわかりやすい内容です。ぜひご覧くださいね!
藤崎達宏先生『実践版モンテッソーリ教育』
- わかりやすい実践方法を知りたい
- わかりやすい言葉で知りたい
- 読みやすい文章なら読める
- 0〜3歳用の実践本を探している
と言う方にオススメなのが藤崎さんのこちらの2冊です!
特に0〜3歳の本で、ここまで詳細にわかりやすくまとめられた本は、この本ぐらいです。
外資系金融機関に20年以上勤務された後、モンテッソーリ教育を学び、4児の父である著者が執筆された本です。
編集力がとても素晴らしく、膨大なモンテッソーリ教育の英知が、日々の子育てに落とし込まれています。
理論だけでなく、お仕事も具体的なやり方が書かれているので実践しやすいですよ!
クーヨンで全体像やイメージがついた後に、具体的に藤崎さんの本で内容を読み、実践していくというのがおすすめです!
相良敦子先生『お母さんの「敏感期」』
- 新しい子どもの見方に出会いたい
- 子育ての軸がほしい
- 長く愛される名著を知りたい
- 専門的な脳科学や生物学的内容についても知りたい
- 子育てにおける具体例や活動の仕方を知りたい
という方にオススメなのが、相良敦子先生の『お母さんの「敏感期」』というこちらの本。
相良敦子先生は近年亡くなられましたが、日本のモンテッソーリ教育の第一人者。
保護者に伝えることを中心として活動された方でもあり、易しい言葉で、優しく多くの名著を残しておられます。
子どもが幼いときの敏感期に、子どもの内面から出てくる不思議な力に出会ったことのあるお母さんは、その後の子育てにおいて、いつも子どもの内面にある力を信じることができるようです。それは「母親としての敏感期」に、敏感な感受性で子どもの内面にある偉大な力を感じたので、その後「母であること」を生きる長い生涯にわたって、いつももっと大切な感性を持って我が子に接するということでしょう。
『お母さんの「敏感期」』第3章お母さんの「敏感期」より引用
そのお人柄が溢れるような子どもの見方を、豊富なエピソードを交えて学ぶことができます。
子育てに悩んでいる方や軸が欲しい方は、ぜひ読んでみて下さい。
Simon先生『おうちモンテッソーリはじめます』
- 声かけやお部屋づくり等の方法が知りたい
- 日々の悩みを解消できる本が欲しい
- 日常生活でできる取り組みが知りたい
- 実践内容が豊富に知りたい
- 何度も読み返せる辞書的な本が欲しい
という方にオススメなのがこちらの本です。
これはオランダのSimon Davies先生が書かれた『The Montessori Toddler』と言う0~3歳向けに書かれた本を日本語に訳された1冊です。
世界中で読まれ愛される本で、豊富な内容です。
先生の言葉がダイレクトに伝わるというのもありますが…
何よりイラストやレイアウト、章立てや紙質がとても綺麗なんです!
デザイナーさんは日本人のお名前なんですけどね。
日本語版も同じデザインがよかったな〜
大人の事情なんでしょうね(笑)
英語版ご注文をご希望の方はこちらのホームページよりお申し込みできます♡
オンラインで様々なイベントを企画されているSimon先生。
世界中のモンテッソーリアン(モンテッソーリ教育を体現する人)と交流できますよ!
Instagramもとても勉強になります。
この投稿をInstagramで見る
Maria Montessori博士『パパ、ママ、あのね』
- マリア・モンテッソーリ本人の本が読みたい
- もっと子どもの見方を知りたい
- 専門的な内容をわかりやすく知りたい
- モンテッソーリ教育の本質に迫りたい
という方にオススメなのがこの本です。
この本には、モンテッソーリ博士が親向けに伝えた文章が、全て編集されています。
具体的なエピソードを交えながら、モンテッソーリ博士自身がどのような思考をしながら生み出した教育なのかよくわかる一冊。
モンテッソーリ博士は人々の心に刺さる講義を多くされた方です。
本の中にも刺激的な表現や例えがたくさん出てきます。
もし、愚かなカエルの母親が受けて自分の小さなオタマジャクシに言ったとします。「水から出ておいで、新鮮な空気を吸って、若草の上で楽しんでごらん。そうすれば強くて健康な小さな蛙になれるよ。さぁ、おいで。お母さんは何でも知っているんだから!」小さなオタマジャクシは従い、それはもちろんオタマジャクシの人生の終わりを意味していました。
残念ながらこれが私たちの多くがやっている子育てのやり方です。
マリア・モンテッソーリ 著『パパ、ママ、あのね』第6章より引用
なかなか残酷ですが、「大人と子どもは別物だ」という考え方に最適の例え。
自身の子育て観を根本的に見直すのに最適の一冊です。
誰のフィルターも通っていない原著で、こんなに読みやすい本はありません!
ご興味のある方は、ぜひ読んでみて下さいね。
まとめ
最近、モンテッソーリ教育に関する本はたくさん出版されています。
「選ぶのが難しい!」という方はぜひこちらの5冊を参考にしてみてください。
- 雑誌クーヨン 『モンテッソーリ子育て』
- 藤崎達宏『モンテッソーリ教育で才能をぐんぐん伸ばす』
- 相良敦子『お母さんの「敏感期」』
- Simon Davis『おうちモンテッソーリはじめます』
- Maria Montessori『パパ、ママ、あのね・・』
とお悩みではありませんか?